神戸周辺バスケチーム紹介『COMPLEX』

 

ー チームのメンバー構成、年齢層、特徴を教えてください。

(丸山) はじめは12.3人からスタートして、今は22人です。年齢はシニアチームなんで40から47歳ですね。

(田宮) 加入ルールはお酒が飲めること。ノリ、楽しむ雰囲気は大切にしています。あとは奥さん同士の仲が良いですね。試合にも結構みんな家族連れで来てくれます。

 

ー チームのルールとか、ありますか?

(田宮) 試合当日来たメンバーは全員出場、全員得点!という特別なルールがあります。0点=「ミスターゼロ」だったら罰として焼肉を奢るんです。

(畑) そう、笑。

(田宮) 1st、2ndクォーターで点入れてたら奢らなくていいから安心して伸び伸びプレイできます、笑。

1回戦は試合参加者が10人くらいでしたが、ベスト8、ベスト4へ進むに連れ試合参加者も多くなりました。決勝もたくさん人が来て、もちろん全員試合に出ましたよ。

 

ー チームの基本戦術は?

(丸山) 特に戦術はないですね。ただし、客観的にスタッツ重視でスタメンを決めています。

(田宮) 今年は大先輩の丸山さんにキャプテンをお願いしているのですが、この前の試合も采配が見事にはまって、本当に驚きました。凄いなぁと。

 

ー チームのコンセプトは?

(田宮) チームのコンセプトとしてはディフェンスを頑張るチームを目指しています。

(畑) この前の大会、決勝はゾーン(ディフェンス)はしませんでした。シニアチームは体力のこともありゾーンが多いんです。
それと、シニアの試合は8分4つの試合のため、攻める方もなかなか50点以上点を決められないんです。だからまず相手の得点を減らすことを目標に、守る方を優先してディフェンスのローテーションを徹底しました。

(田宮) ディフェンスのローテーション、バランス、こだわっていた部分が3年かかって実を結んだという感じですね。

 

ー チームでの練習はされていますか?

(田宮) チーム練習はしていないんです。各自それぞれが月2.3回自分の行きつけのクラブチーム、練習参加できるチームでバスケしています。

 

 

ー みなさん40歳オーバーということで体調を維持したり、普段気にかけていらっしゃることは?

(畑) シニアはフィジカルがあると圧倒的に有利なんですよね。シニアに入ってから本格的に筋トレをはじめました。仕事の前後にトレーニングしています。

(東野) 冬場は腰のコルセットの中にカイロを入れて体を芯から温めるようにしています。

(田宮) 腕立ては朝晩やっていたり。単純に力では負けたくないんですよね。

(丸山) 今45歳なんですが42歳から筋トレをはじめましたね。

 

ー シニアリーグあるあるは?

(一同) 審判に対して、文句多い!笑。

(畑) 僕は187cmで80kgあるんですが、大体のチームに僕よりでっかい人がいる、笑。あるあるです。それとシニアなんでみんな同年代で他のチームと結構仲が良かったりします。

(丸山) 先程もありましたが、フィジカルの差が結果に結びつきやすいです。

(田宮) それと、みんな経験あってシニア世代になっても負けず嫌い!故に荒れやすい、笑。

 

ー みなさん40代です。いつまでバスケを続けますか??

(丸山) あんまり考えたことなかったですね。同い年はスキージャンプの葛西選手がいます。なんとか50までやりたいです。

(畑) 大怪我するまではやりたい。半年くらいで治る怪我ならまだやります、笑。ただコイツには絶対かなわん!と思う選手が身近に出てきたらやめるかも。

(田宮) 僕はもともとバスケエリートではなくて雑草組なんですよ。テクニックだけで勝負している訳ではないので、まだ出来ると思っています。いつまでするかはよくわからないです。メンバーが面白いからやり続けたいですね。

(東野) 42歳からCOMPLEXに入り、実は今の45歳を区切りと考えていましたが、楽しいので体が動く限りはまだバスケを続けます。

(田宮) え?まだ続けんの、笑。

(東野) 続けさせて、笑。

(一同) 爆笑。

 

ー 今後の目標を教えてください。

(東野) 今年からJBAの制度が変わり、恐らくリーグ全体が変わりますよね。どうなるか分かりませんが、優勝したから県大会でもシードにも入れるし全国に行けるチャンスが出て来るはずなので全国に行ってみたいです。

(田宮) 僕も全国行ったことがないんです。別で加入しているアクアテックという実業団チームで全国へ行きたかったんですが近畿までしか経験がないんです。全国は夢ですね。チームとしての目標は、家族を大事にするチーム、ファミリー全体で仲の良いチームにしたいです。

(畑) 僕のバスケ人生でも兵庫県優勝ははじめてです。全国に行きたいですね。全国2位にもなったCROSSOVERさんに勝ったので自信になりました。それと、兵庫県のベスト4って全国レベルなんで、兵庫県の強豪チームとして認知されるように地位を確保したいです。

(丸山) これからも勝ちにこだわりたいです。今回の優勝で僕自身もチームのみんなも改めて勝つ喜びを実感できました。いろんな縁があっていろんな人間がいる。少しでも長く今のメンバーでやっていきたいです。

 

 

取材協力:六甲道裏通り 炭火焼 ぎおん
インタビュー:隊長・K・NOVI (BUMP編集部)
文:K (BUMP編集部)
写真:K・NOVI (BUMP編集部)