竹原勝也さん(バスケットボールスキルトレーニングコンサルタント)

日本有数のバスケットボールスキルコーチとして知られる竹原勝也さん。

神戸にもゆかりのある方で、初めてプロのヘッドコーチとして就任されたのは神戸市東灘区の甲南大学バスケットボール部だったそう。

・Next Level Athlete 代表
・九州学院男子バスケットボール部スキルトレーナー
・Big Baller Brand Official Japanese Partner
・熊本大学バスケットボール部 ヘッドコーチ
・NBDL アーカンソーリムロッカーズ アシスタントコーチ
・特定非営利活動法人 大阪ディノニクスバスケットボールクラブ 常務理事
・元霧島市立隼人中学校 ヘッドコーチ
・元高岡商業高等学校 スキルコーチ
・元REAL RUN Los Angeles summer pro league Head coach
・元明治大学バスケットボール部 アシスタントコーチ
・元福岡レッドファルコンズ アシスタントGM•ゲームオペレーション
・元甲南大学バスケットボール部 ヘッドコーチ
・元三井生命保険 JBL BASKETBALL TEAM Manager, Team Operations

など、多数の肩書と経歴をお持ちです。

今回は、神戸に滞在されるということでインタビューさせていただきました。

 

― 今回神戸に滞在されている理由は?(※取材日2018年6月中旬)

(竹原) 仕事です。銀行さんからご依頼があり、営業マンなどの人材育成を任せていただいています。要はクリニックのようなものですね。今回は神戸に2週間位滞在します。

その間に、KONBASさん(2018年6月11日にクリニック開催)や、他のスクールでクリニックを行ったりしました。仕事で培っているものもバスケに活きてますね。

 

― コーチングキャリアついて

(竹原) 2003年、それまでの仕事を辞めて大阪ディノ二クス(バスケットボールのNPO法人)を立ち上げて、そこから甲南大学のバスケ部ヘッドコーチに就任し、プロコーチとしてのキャリアをスタートしました。

その後、明治大学や様々な中学・高校のコーチ、NBDLのアシスタントコーチなどを務めました。

現在、定期的にアメリカロサンゼルスに直接最先端のバスケを学びに行き、スキルコーチとして全国でクリニックを行っています。

― 海外経験について

(竹原) 2003年にアメリカに行ったのが最初です。

当時ABA(アメリカのプロバスケリーグ)にロングビーチ・ジャムというチームが出来て、そこのオーナーが日本の神戸出身の方だったんですね。

その人との繋がりで自分もLAに行って色々学んできました。

そこからも縁を繋げて…ロングビーチジャム所属の選手がNBAロサンゼルス・クリッパーズのシューティングコーチに就任したのでクリッパーズの練習を見学しに行ったり、日本から田臥選手などアメリカに挑戦する選手のサポートをしたり、チーム運営を学んだり。とにかく星の数ほど色んな所行きましたよ、笑。

「LA バスケットボールスクール クリニック 」とか検索して出てきた所にアポなしで飛び込んで行きました。
“こんにちわ〜私日本でバスケのスクールとかやりたくて、日本にはこういうのが無いのが無いので学びにきました〜”って、笑。

当時は今ほどセキリュティが厳しくなかったのもありますが、とにかく学ぶ意思とやる気を見せれば、こちらを受け入れてくれました。バスケの事、プロとはどうあるべきか、という事を本当に教わりました。

 

― 日本とアメリカのバスケの違いは何ですか?

(竹原) 日本は試合に勝つトレーニングしかしていない、表現力を高めるトレーニングをしていない事ですかね。

チームが変われば要求される事は変わる。良い選手は言われた事を高いレベルで出来るけど、日本はそのチームの戦術はしっかりやるけど、オリジナルの表現力にはならない。

 

― アメリカではどのレベルからその表現力が身につきますか?

(竹原) 小学生からですね。だってロンゾボール(現ロサンゼルス・レイカーズのPG)が出て来た時、LAではみんなあの変なフォームで打ち始めましたもん、笑。選手の表現力というかモノマネ力が凄いですね。

アメリカではみんな感性でプレイしてるんですね。「こうした方が気持ちいい」って言う感性でプレイしてて、バスケスキルをロジック(論理)に落としてない。

ロジックに落とす能力は日本が上回っていると思います。そこを突き詰めれば、日本のバスケはもっと良くなると思います。

ただ、アメリカでいつも一緒にコーチングをやっているJordan lawley  http://www.jordanlawley.com/ とかはそれが出来てる。

「このスキルはいつやる? なぜやる?どこでやる?」というロジックについてもしっかり考えて教えてるんです。

ただの「技術」ではなく、試合で使う『スキル』を教えてる。

こいつらを見た時、このままじゃ日本は勝てないなと思いましたね。

― 竹原さんのコーチングの特徴って何ですか?

(竹原) 僕のバリュー(価値)は『日本で一番LAに行っているコーチ』だと思っています。

最先端のバスケを学びに行き、それを日本人向けに翻訳して伝えている。

僕がしている「Power Plant」と言うクリニックは、“日本で最速で最先端のスキルを学べる場”として提供しています。

 

― 竹原さんにとってプロフェッショナルとは?

(竹原) オリジナルを追求しているかということです。自分だけのバリュー(価値)を提供出来るかどうかですね。

 

― 竹原さんにとってバスケとは?

(竹原) 考えた事ないです、笑。

女の子を好きになって、なんで好きなのか聞かれても答えようがないですよね?

僕にとってバスケとは、そう言う感じです。

 

― 最後に、神戸の好きな場所といえば?

(竹原) 神戸サウナ&スパです!日本で一番良いスパですね!!!
しかも、食堂に赤ウィンナーがあるし最高ですね!!!笑。

ただ今回は、神戸サウナの宿泊予約取れなかったんですよ…。

あとは、阪急そばとか!俵おにぎりと卵ついた朝食のセット!
天かすを俵に移行して、しっかり汁が沁みた俵を食べると…最高ですね!笑

 

 

【緊急告知!】
8/16(木) 神戸ポートアイランド・ニチイ学館体育館にて、竹原勝也さんのスキルトレーニング『Power Plant』開催決定!

 

オフェンスの基礎姿勢とボールミートからの動きを中心に行う予定です。

バスケが上手くなりたい方はもちろん、コーチングに興味ある指導者の方も、是非お越しください!

日時:8月16日(木)20-22時
会場:ニチイ学館ポートアイランドセンター
参加費:3,000円

詳細:konbas.jp
参加お申込み: https://konbas.jp/events/clinic/ 

取材協力:ボ・タンバリンカフェ
インタビュー:隊長・K・NOVI・NOMUTAKU (BUMP編集部)
文:K・NOMUTAKU (BUMP編集部)
写真:K・NOVI (BUMP編集部)

 

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